秋の味覚の代表的なものと言えば栗ですよね。
栗ごはんやモンブランなど栗の料理やお菓子が一斉に並び始めると秋が来たなぁって思います。
実は私が一番好きな食べ物が栗なので、人一倍思い入れの深い栗について調べてみました。
以前にためしてガッテンで取り上げられていた生栗のおいしくなる保存方法をご紹介します。
生栗保存方法ためしてガッテン流とは?
2006年の10月に放送されたためしてガッテン「甘さ6倍! 栗の感激・新調理術」で紹介されていた栗の糖度を増やす方法が、栗好き女子の間では永久保存として語り継がれています。
今ではためしてガッテンのホームページからこの特集が削除されているので、直接見ることができないのですが、ネット上の情報を集めてまとめてみました。
紹介されていた栗を保存する温度は、餅は餅屋に聞けと言うことわざがあるように、栗農家さんではどうしているのかを調べていました。
栗農家さんでは、収穫した栗を0度で保存しています。常温で保存しておくと栗は呼吸をしているので、糖分をドンドン消費してしまい、甘さが逃げてしまうのです。
その消費を抑えるための方法が、低温保存です。
また栗と言うのは実じゃなくて種なんですね。
種である栗は低温で保存されると、発芽するためのエネルギーを作ろうとして、アミラーゼをたくさん作り出します。
このアミラーゼはデンプンから糖を作り出す酵素なので、結果として栗の糖度が上がるのです。
栗農家さんと同じような環境を家庭で作ろうと思ったら、生栗を乾燥しないようにビニール袋に入れて、冷蔵庫のチルド室に3日くらい入れておくだけです。
たったこれだけのことで驚くほど栗が甘くなります。
生栗の保存は冷蔵がいいの?
ためしてガッテンで紹介されていたとおりに、冷蔵保存をしておくと栗の甘みが増します。
もし栗に虫がついていた場合に、常温で保存しておくと、大事な栗が虫に食われてしまいます。
また常温でおいておけばおくほど、糖度が落ちてしまいます。
栗を冷蔵保存する時には、乾燥しないように新聞紙でくるんでからビニール袋に入れてチルド室に入れてください。
チルド室に入りきらない時には、冷蔵庫の中の一番冷える場所に置いておきましょう。
保存期間は1~3ヶ月です。途中新聞紙が濡れていないか確認してくださいね。湿り気が多すぎるとカビが生える原因となってしまいます。
生栗の保存は冷凍でも大丈夫?
1年中、栗を楽しみたい時には冷凍保存しておくことをオススメします。
まずは生栗を冷蔵保存して糖度を上げてから冷凍保存しておくと、いつでも美味しい栗を楽しむことができます。
冷凍保存をする時には、専用のフリーザーバッグに入れて空気をしっかりと抜いてから冷凍庫に入れておきます。
使うときには、凍ったままの栗をゆでて茹で栗として使う方法が一番簡単です。
皮をむいて使いたい場合には、熱湯に5分くらいつけておくと解凍できるので、それから皮をむいて使いましょう。
栗の皮をむくのって結構な重労働ですよね。いつも包丁を持つ手が痛くなって何度も挫折仕掛けました。
実は栗の皮をむくための専用のハサミがあるのです。その名も「くり坊主」。
くり坊主を使い始めてから、栗の皮むきが苦じゃなくなりました。
むき栗の状態で冷凍保存することもできます。
むいた状態で冷凍する時には、砂糖水に浸すようにして冷凍すると、むき栗の乾燥を防いでくれるので、解凍してもしっとりとした栗になります。
むいた栗をフリーザーバッグに入れて、砂糖を入れて揉み込みます。砂糖が溶けて栗と馴染んだら、フリーザーバッグの空気をできるだけ抜いた状態で冷凍庫に入れます。
使う時には砂糖水を洗い流してから使ってくださいね。
まとめ
栗の季節は短いので、できれば年中楽しみたいものです。
一手間かけることによって、栗の糖度が上がったり、冷凍することもできるので、美味しい栗を食べるためにその一手間を惜しまないようにしましょう。