冬の訪れとともに毎年のように心配されるのがインフルエンザの流行です。かかる人は毎年かかるし、かからない人は本当にかかりませんよね。
私は約15年前に1度かかったていらい、インフルエンザとは無縁の生活です。私の義理の妹が今、妊婦さんなのですが、インフルエンザの予防接種をどうしたらいいのかな?って悩んでいたみたいなので調べてみました。
同じように妊婦の方々の参考になればいいなと思います。
インフルエンザの予防接種は妊婦さんでも受けられるの?
インフルエンザの予防接種は毎年流行するであろう型を予測してワクチンが製造されます。
予防接種を受けたからといってインフルエンザにかからないわけではありません。
ただ一般的に予防接種をしている人のほうが、重症化しにくい傾向があるようです。
インフルエンザの予防接種は、妊婦さんでも受けることができます。実際に産婦人科でも接種を推奨しているところがあります。
もし予防接種を受けていなくて、妊婦さんがインフルエンザにかかってしまって重症化してしまったら、妊婦さん自身が辛いのは当然ですが、お腹の中の赤ちゃんのことが気がかりになりますよね。
予防接種を受けるか、受けないでインフルエンザにかかってしまったらを比較した時に、なるべくならかからないほうがいいという判断から、インフルエンザ予防接種を推奨されています。
インフルエンザの予防接種に妊婦さんに危険はないの?
通常、予防ワクチンやその他の医療薬はすべて臨床試験をします。実際に人の体に投与してみて、影響がでるかどうか試験をするのですね。
しかし、その場合では妊婦さんに実験投与することはできないので、人間の妊婦さんに投与してみて安全であるという証明ができません。
その代わり、実験用のネズミを使って臨床試験をすることができるので、妊娠中のネズミに投与して、奇形の可能性があるかどうかを検証することができます。
結果として、ネズミを使った臨床試験では、特に問題がなかったので、インフルエンザの予防接種は妊婦さんに接種不可とはなっていません。
この事実を踏まえた上で、どうするかは妊婦さんが判断することになります。
判断するのは難しいですが、産婦人科の主治医の先生や内科の主治医の先生、そしてご家族で話し合った上で接種するかどうかを決めましょう。
過去に日本産婦人科学会で通知されているインフルエンザに関する情報も参考にしてください。
インフルエンザの予防接種で妊婦さんに副作用はでないの?
インフルエンザワクチンは生ワクチンではないので重篤な副作用は起こらないと考えられています。
しかしインフルエンザの予防接種をした後に、注射をした場所が赤く腫れたり、かゆみが出たりすることがあります。
これは妊娠していなくても出ることのある副作用なので、さほど心配することではありません。
一番気にかかるのは胎児への影響ですよね。
これもお医者様によっていろいろな意見があります。もし予防接種を受けた妊婦さんに副作用が出てしまった場合、それが発熱など治療が必要な場合があります。
妊娠初期に副作用反応がきつく出たなら、妊婦さんの場合は慎重に治療をしなければならないので、予防接種を妊娠初期は避けたほうがいいかもという意見もあります。
繰り返しになりますが、インフルエンザの予防接種は、受けるか受けないかは妊婦さんの判断になります。
どちらにせよ、インフルエンザ流行期には、外出を控えて、外出するならマスクを着用、帰ってきたらうがい手洗いをしっかりとしておきましょう。
まとめ
インフルエンザの予防接種を妊婦さんが受けるかどうかは、本当に悩ましいところですよね。
あらゆる可能性があるので、一概には言えません。主治医の先生やご家族とよく相談して決めるようにしてください。
ちなみにうちの義理の妹は、受けないことにしました。彼女は専業主婦で家にいることが多いので、外出する時にはマスクとうがい手洗いで乗り切ることにしたようです。