中学生になるとお年玉の金額も段々と上がってきて、親戚が多いご家庭だとかなりの大金を子供たちが手にすることになります。
小さい頃は親がお年玉の管理をしていましたが、中学生になったら子供にさせようか、それとも親がまだ管理しようかと迷い始めますよね。
子供にとってお年玉の管理をするということは、マネリテラシーを高める意味でもとてもいい社会勉強になります。
ですからいつまでも親が管理しているわけにはいきません。お金の教育は最初の一歩が大事です。
お年玉管理からその一歩を始めてみませんか?
中学生のお年玉の管理は本人がするの?
お年玉の管理をいつから子供に任せるのか?いつまでも子供扱いするのも子供の成長を妨げるし、なによりもお年玉の自己管理は家庭でできるお金教育の第一歩です。
そこで今回は企業の財務情報・資金管理を事業としているアバントグループが行ったアンケート調査の結果を元に、子供のお年玉管理事情をまとめてみます。
お年玉の管理はいっぺんに全額を子供に任せるのではなく、少しずつ任せていく傾向があります。
その分岐点となるのが小学校入学時です。約60%の人が子供に一部管理をさせはじめます。全部管理させる人は4.3%に過ぎません。
小学校高学年になればだんだんと全部管理の比率があがってきます。そして中学生になれば約20%の人が全部管理をさせるようになります。
このように最初は一部管理から始まって、全部管理へと移行していくご家庭が多いようですね。
やはりお年玉となればかなりの大金となりますので、一度に全部管理させるのはちょっと不安かもしれません。
少しずつ慣らしていくことで段階的にお金の教育をしていくと子供と親ともにキャパを超えることなくスムーズに全部管理に移行できるのではないでしょうか?
お年玉を親が管理するのは何歳くらいまで?
子供のお年玉も大学生ともなれば約70%の人が子供に全部管理をさせています。
おそらく大学生の中でも未成年者と成人とに分かれますので、成人になれば全部管理に移行する人が多いのだと思います。
いずれにせよお年玉は子供の財産ですので、成人になればそれまでお年玉を貯めていた通帳を渡すなどして、子供にまかせてしまってもいいのではないでしょうか?
一部管理をさせているときでも「預かっている残りのお年玉はこの通帳に入っているよ」と伝えておけば、子供も安心すると思います。
中学生のお年玉の使い道を知っていますか?
中学生になってお年玉を自分で管理させるようにするからといってほったらかしにしておいてはいけません。
何に使うのか本当に必要なものなのか、子供の意見をしっかりと聞いて、親も納得した上で子供に使わせるようにしましょう。
その話し合いの中で、子供は親が考えている以上にしっかりと物事を捉えていることに気づくかもしれませんし、逆にまだまだ子供の考えていることがわかりずらいと思うかもしれません。
そのやり取りの中で、子供たちはお金に対する判断力を養っていきます。
その子供の成長過程を親も一緒に歩んでいきましょう。
まとめ
中学生のお年玉管理は一部を子供にさせる人が約40%、全部を管理させる人が約20%くらいの割合です。
トータルすると約60%の人が子供にお年玉管理をさせはじめています。
私個人の意見としては、最終的には子供が成人すれば、もう子供に全部を管理させてもいいと思います。
子供にお年玉を管理させるからと言ってほったらかしではなく、ちゃんと使い道を把握しておくことも大切です。
お年玉は子供が初めて体験するお金教育なので、最初の道を外さないようにしっかりと見守ってあげましょう。