ロコモ(ロコモティブシンドローム)は日本語での意味は「運動器症候群」になります。
骨や関節そして筋肉といった運動器に障害が起こって、歩く立つなどの日常移動動作がやりにくくなる状態です。
進行すると日常生活にも影響がでてくるので、早めの予防対策を考えてみましょう。
ロコモを予防することはできるの?
骨や筋肉の量のピークを迎えるのが20~30代です。
その後は残念なことに下降傾向になってしまうのです。
いつまでも若いと思っていても、体は正直なので、段々とロコモの症状が出くるのです。
しかし、ロコモは毎日のちょっとした運動で予防することができます。
何にもしないよりは、ちょっとだけの運動。これが大切です。
ロコモ予備軍と呼ばれている人は、意外にも若いころにハードなトレーニングをして、よく運動していた人たちも含まれています。
他には運動する習慣が全くなかった人も要注意です。
体型的には肥満気味の人がイエロー信号ですね。逆に痩せ過ぎでもダメなのです。
ですから中肉中背を保って、程よい運動をしていれば、ロコモ予備軍にならずにすみますよ。
ロコモを予防するためにおすすめの運動
ロコモを予防するためには軽い運動を続けることが一番の予防法なのですが、具体的にはどの程度の運動なのでしょうか?
厚生労働省が「プラステン」という指標を掲げているのでチェックしてみましょう。
それによりますと、一日に10分だけ、今よりも多く動くことを意識してみるといいそうです。
特に下半身の筋肉は40代からどんどん減っていきますので、スタートするなら早いほうがいいです。
たった10分の運動
- 自転車や徒歩で通勤
- エレベーター、エスカレーターよりも階段を使う
- 家事動作はきびきびと
- テレビを見ている時にはストレッチ
- 休日には家族や友人と外出
- 歩幅を広くして歩く
この程度のことで、ロコモを予防できるのならがんばれますよね。
ロコモを予防するには40代が大切
ロコモになる可能性は40代から急速に高くなってきます。
特に女性の場合は男性よりもロコモになりやすいという統計があります。
女性の方が多いという原因のひとつが、平均寿命の長さです。
女性のほうが長生きする分、ロコモになる可能性が高くなるのは仕方がないのです。
また女性は男性に比べて筋力が弱いので運動不足の影響も受けやすいです。
そういうことを考えれば40代女性の場合は、今すぐにロコモ予防を考えたほうがいいですね。
まとめ
ロコモ(ロコモティブシンドローム)は加齢に伴って現れてくる必然的な症状です。
しかし日常生活の著とした工夫で予防することができます。
今から始めても全然遅くないので、簡単なロコモ予防をしっかりと実践してくださいね。